助産師とは、保健師、看護師、准看護師と同じ看護職の1つです。そのうち、助産師と保健師、看護師の3つは保健師助産師看護師法代18条の規定に基づいて実施される国家試験によって免許を与えられる国家資格です。 中でも助産師は、保健師助産師看護師法第3条に「厚生労働大臣の免許を受けて、助産又は妊婦、褥婦、若しくは新生児の保健指導を行うことを業とする女子」と定義されているとおり、女性にしかなることが許されていません。 助産の仕事は古くから存在しており、1899年(明治32年)に発布された産婆規則が看護職に書かれた最初のものと言われていることからも、看護師や保健師など他の看護職の元となっている職業であると考えられます。そのため、現在でも、保健師助産師看護師法という同じ法律の下で身分が定められています。 助産師の主な仕事は、妊娠、出産、産褥の各時期における必要な監督、助言、処置を行うことです。ただし、分娩に関しては、正常分娩であればそのまま自らの責任の下で分娩の介助を行いますが、何らかの異常が確認された場合には、その時点で医師に連絡を取り、医師の下での分娩に切り替えることになっています。 このような助産の仕事をするためには、助産師国家試験を受験し免許を取得する必要があり、その受験資格を得るためには、まず看護師の国家試験に合格していなければなりません。その上で、文部科学大臣指定の学校で6ヶ月以上助産に関する科目を修得した人か、厚生労働大臣指定の助産師養成所を卒業した人にのみ受験資格が与えられます。 しかし、一部の看護系大学においては、看護師に関する科目と助産に関する科目を同時に学ぶことができるため、卒業と同時に受験資格を得られる場合もあります。 合格率に関しては、ほぼ100%に近い年が多いため、きちんと必要な内容が学習できていれば特に問題なく受かる試験であると言えます。 助産師は、その資格を得ることにより、自ら助産院を開設することが可能ですが、現在では助産院を開設する人は少なく、就職先としても病院や診療所が8割以上を占め、助産院に勤める人は少数派となっています。 とは言え、助産師の需要は多く、一度辞めた後でも再就職しやすいため、長く続けられる職業の1つです。看護師の資格を持つことを受験条件とする資格でもあるため、ステップアップを考え、今の資格を更に専門的に活かしたいと思う人には、狙い目の資格と言えるでしょう。
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